お金しか遺産がないなら分けやすいし税金も楽

お金は、買い物やサービスを受けるときなどに支払います。お金そのもので何かができるわけではないですが、お金を使えばいろいろなものを手に入れられ、サービスが受けられます。相続財産としてお金しかないとき、相続人としては遺産が分けやすくなります。法定相続分で分けるとすれば、配偶者が半分、残りの半分を子供が受けます。子供が2人いれば、子供が受けた分をそれぞれで分けます。1億円の現金が残されれば、配偶者が5千万円で、子供はそれぞれ2千5百万円ずつ受けます。簡単な算数で分けられてしまいます。その他、相続税の支払いがしやすい点も挙げられます。亡くなってから10箇月以内に申告と納税をしないといけません。お金なら高い税金があっても支払いやすいです。

不動産など分けにくい遺産が主な財産であるとき

夫が亡くなって、妻と子供が残されるケースはよくあります。その後に相続となりますが、夫が残した遺産がどんな状態かでもめる可能性があります。夫が所有する住宅に住んでいれば、この住宅も遺産になります。妻と子供一人のケースなら2分の1ずつとなりますが、家をどうやって分けるかが問題になります。一般的には、協議によって妻が不動産など大半を引き継ぐでしょう。いずれ妻の遺産を子供が引き継ぐので、無理に分ける必要はありません。ただ、妻と子の関係がこじれていると、どうしても分けてほしいと言われます。最悪な状態として不動産を売却して現金化した上で分ける方法が取られます。妻にお金があれば、妻が持っているお金を渡して、不動産分を妻が受ける代償分割が取られます。

相続税の申告は、被相続人が死亡した日の翌日から10か月以内におこなわなければなりません。期限を過ぎると延滞税や加算税を支払わなければならない場合もあります。早めに相続専門の税理士に相談しましょう。